2008.09.01 (Mon)
2007年 告発のとき "In The Valley Of Elah"
★★★★☆監督:ポール ハギス
出演:トミー リー ジョーンズ、シャーリーズ セロン、スーザン サランドン、ジョナサン タッカー、ジェームズ フランコ、フランシス フィッシャー、ジョシュ ブローリン、ジェイソン パトリック、ジェイク マクラフリン、、メカッド・ブルックス、ヴィクター ウルフ、バリー コービン
感想:
ポールハギスは善と悪の表裏一体に興味があるのだろうか?この映画は反戦映画ともとれるが人間のなかにあるそれをえぐりだした映画のようだった。
起きた出来事そのものを客観的に判断する場合と、その出来事の細部を知ってから判断する場合とはだいぶ違った考えになる。自分は絶対にこうだ!と信念をもった考えでも、細部を知りその出来事を360度見て回すと、不思議とその出来事が当然であり、当たり前なのだと感じる。たとえ、それが今までの考えと正反対でも。
ただ、起きてはならない出来事であるがゆえに傷つく人間がいる。まったく関係のない人の心にまで影響を与える。この映画ではジョーンズ、サランドン、後者はセロンといったところだが…。
何よりも自分自身のブレーキがきかなくなったときほど怖いものはない。そう思った。
物語:
イラクに出兵した息子が帰国後、行方不明に。元軍人の父は息子の行方を追うが…。
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2008.07.18 (Fri)
2007年 つぐない ""
★★★★☆監督:ジョー ライト
出演:キーラ ナイトレイ、ジェームズ マカヴォイ、シアーシャ ローナン、ロモーラ ガライ、ヴァネッサ レッドグレーヴ、ブレンダ ブレシン、パトリック ケネディ、ベネディクト カンバーバッチ、ジュノー テンプル、ピーター ワイト、ハリエット ウォルター、ミシェル ダンカン、ジーナ マッキー、ダニエル メイズ、ノンソー アノジー、アンソニー ミンゲラ
感想:
「プライドと偏見(05)」で魅せた独特のテンポ感は健在で見事にこの「つぐない」でもメロドラマをテンポのある新しいメロドラマとして仕上げていて、めっちゃ新鮮な気持ちになれました!
ちょっとこの映画を見て時間がたっているので、またDVDで見てみようと思いますが、シアーシャローナン演じた妹の贖罪とのことでしたが、10歳の少女にのしかかった運命もまた責められるものでもないようにも感じました。
原作読んでみますかね〜
物語:
10歳で迎えた審判の日。少女の思い込みが2人の男女の運命を数奇のものとした。
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2008.06.21 (Sat)
2007年 さよなら。いつかわかること "Grace Is Gone"
★★★★★監督:ジェームズ C.ストラウス
出演:ジョン キューザック、シェラン オキーフ、グレイシー ベドナルジク、アレッサンドロ ニヴォラ、マリサ トメイ、メアリー ケイ プレイス
感想:
何がリアリティなのかわからないけど、目の前でもがき苦しむジョンキューザックの心情が痛いほど伝わり、何度も心臓を鷲掴みにされた。自分自身も現実を受け止めなければならないが、親として目の前にいる娘たちと向き合わなければならず、キューザックを見つめているとたしかに彼は器用ではないけど、親の強さというか、誰のことを今一番に考えなければならないのかが本能的にわかるものなのかな?と感じてしまう。今の自分だったら周りのことを考える余裕なんて出てこないだろうなと思うし…。
戦地へ家族の一人が赴くことがあるアメリカ。それだけでも想像がつかないし、自分は幸せな国に住んでいるのかもしれない。ただ、言い方はおかしいけど、そういったことが日常でありうる国だからこその感情豊かな家族間の愛情ってものが出てくるのかと思った。生まれてこの方、日本って家族愛って意味では、その深さというか容積は世界でも下から何番目じゃないか?って思うくらい薄いと感じてしまうんですよね。コミュニケーション下手とも言えるけど。
いろいろと考えてしまったのは、この映画で父親と娘二人の関係がものすごく緻密かつ繊細に描かれていたからだと思う。母親を戦争で失った家族というテーマ以上に父と娘の関係が改めて見直されるといった側面を粋に演出している点でこの映画は素晴らしいものになっていたんじゃないかな?と感じた。キューザック演じる主人公がなぜダメ親父っぽく見えていたか?その点もまた後半に行くにつれ繊細に描かれていたのも素晴らしかった!
とにかく、買っていった飲み物を飲むのも忘れて釘づけになった。静かだったが、胸の中に広がったものは熱く、ほろ苦いものでした。
物語:
戦地イラクで任務に赴いていた妻・グレースが死んだ。残された夫は娘に告げることができない。父親と娘は数日間の旅に出ることにしたが…。
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2008.06.17 (Tue)
2007年 JUNO/ジュノ "Juno"
★★★★★監督:ジェイソン ライトマン
出演: エレン ペイジ、マイケル セラ、ジェニファー ガーナー、ジェイソン ベイトマン、オリヴィア サールビー 、J.K. シモンズ、アリソン ジャネイ、レイン ウィルソン、アイリーン ペッド、ダニエル クラーク、ヴァレリー ティアン、エミリー パーキンス
感想:
エレンペイジの初期の代表作完成!
ほんと、ぎりっぎりのところでしかも余裕を持ってヒロインを魅力満載にしているエレンペイジの成せる技といったところか?16歳という微妙な年頃の女の子を、しかも現代版のスラング使いまくりのこ憎たらしくもある女の子をぶっとんだ設定の中で立体的に演じていたおかげであっという間のエンディングでした。
変に大人ぶってと言いますか、愛について悟りをひらいているかのように「永遠の愛」がないことを知っている気でいるヒロインが、ときとしてニカっと笑い、涙しながら、毒吐きながらも「永遠の愛」を求める、信じる部分を隠しきれないところなんかの表現が特に愛らしくて、ヒロインを立体的に浮き上がらせていたんじゃないかな?と思ってしまいます。
結局、妊娠してた部分が最後までそれほど目立っていなかった点でも(要素としては重要だけど)、この映画の素晴らしいところだったんじゃないか?と感じます。
エレンペイジの今後の動向を見逃すわけにはいきませんね。
物語:
16歳で妊娠したジュノ(ペイジ)。とりあえず中絶は中止して、健全な夫婦のもとへ養子に出すことに。
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2008.06.03 (Tue)
2007年 最高の人生の見つけ方 "The Bucket List"
★★★★☆監督:ロブ ライナー
出演:ジャック ニコルソン、モーガン フリーマン、ショーン ヘイズ、ビヴァリー トッド、ロブ モロー、アルフォンソ フリーマン、ロイナ キング
出演:
この映画観るのためらってたんですけど、面白かった。
ここ最近のジャックニコルソンの遊び心過ぎるコント演技にげっそりすることが多く(ディパーテッドはひどかった)、プロットからもじいさんの余裕演技でお涙頂戴を狙ってるんだろう!ぐらいに思ってました。
実際、そうなんですけど、フリーマンもニコルソンもいつものおふざけをとしっかり演技するところを演じ分けていたのか、いやはや終わるまで笑ったり泣いたり忙しかった(笑
この手の映画のお手本のようなエピソードの連続だったなあと終わってみれば思います。ただ、ここ最近"人生"について考えることが多い筆者には再確認の意味でもいろいろと考えてしまった。
自分自身だったらは置いといて、大切な人だったらって考えるとそりゃ楽しんでもらいたい。フリーマンの奥さんの存在でこの映画は表わしていましたけど、最後の時に自分を愛してくれる人のためにも"生きる"努力をする、これまた大変だけど大事だと感じた。
ただ、これ好き嫌い別れそう。意見の掲示ではなく押し付けになってるんで、、、。
物語:
たまたま病室で隣通しになった爺さん二人。二人のこれまでの人生はまったくかすりもしない人生。余命を遂げられ、"やりたいことをするか!"と意気込む二人。そんなこんなで人生の終幕を迎えるとき、何を思うか?


