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1970年 ライアンの娘 "Ryan's Daughter"

★★★★:スケール★★★★


監督:デヴィッド リーン


出演:ロバート ミッチャム、サラ マイルズ、トレヴァー ハワード、ジョン ミルズ、レオ マッカーン、クリストファー ジョーンズ、バリー フォスター、エヴィン クローリー、マリー キーン、ジェラルド シム、ニオール トイビン


感想:
デヴィッドリーンは「旅情(55)」、「戦場にかける橋(57)」「アラビアのロレンス(62)」、「ドクトルジバゴ(65)」と海外ロケによる映像のスケールのでかさは無類のもので、そこに厚みのある重厚なドラマやロマンティックなラブロマンス、歴史を組み込むことのできる数少ない監督の中でも頭ひとつ抜きんでている監督だろう。

なんで、こんなに持ち上げたかというと、この「ライアンの娘」は大したことないのである。比較対象が上にあげた傑作(アラビアのロレンスは筆者は苦手)なのでかわいそうなのですよ(笑 監督出身地イギリスのとなり、アイルランドが今回の舞台。広がるアイルランドの風景は行ってみたい!!とまたしても思わせてくれる映像美なのだが、そこに乗っかる物語がパワーをもっておらず、これまでのもに比べて見劣りする。その物語だけをとりだせば、サラマイルズの、ラーラに並ぶキャラクターを作り上げたロージーもロージーの夫ミッチャムも不倫相手のイギリス少佐ジョーンズも素晴らしい演技を見せてくれていたのだが、いかんせん、スケールに飲み込まれてしまった。

リーン監督は「旅情(55)」以降は超大作ばかりを撮り続けており、この作品もその流れにのったのだろうが、もしも「旅情(55)」のように100分程度に収めていたらもっと評価が上がっていたかもしれない。

内容のほうは、敵国であるイギリス兵との不倫劇が密告という疑いを生み出してしまった悲劇をえがいているが、どうにも神父の存在感が大きく、どちらかというと道徳的な問題にシフトし過ぎたようにも思う。ミッチャムの耐える夫も少しやり過ぎのように感じたし、歴史背景をもっと描けば、またこの物語も映像に見合うスケール感を生み出していたのかもしれないですね。

生徒と先生、敵国の兵士と街の女などなど妙なエロティシズムも面白さのひとつだったかもしれません。あとはジョンミルズですね。彼は足の悪い白痴の老人という役どころでしたが、いま一つ存在意義が見えませんでした。演技は完ぺきなのでしょうが、完璧すぎてユーモアとも思えません。あともうひとつ不思議なのは、主要キャスト以外のアイルランド人が恐ろしく醜く外見含め描かれていることですね。今一歩、理解できないところが多かったですね…。

でも、206分ですか…(そんなにあったんだ・汗)、それほど長くも感じず、筆者は楽しむことができました。インドへの道に次はチャレンジしましょうかね!!


物語:
イギリスからの独立を目指すアイルランド。そこで育ったロージー(マイルズ)は、自らの教師でもあったチャールズ(ミッチャム)を子供のころから愛し、結婚することとなった。結婚後、どこか満足のいかないロージーは運命的に出会ったイギリス少佐(ジョーンズ)と激しく愛し合った。ある嵐の夜、アイルランド独立派が動きを見せたが、誰かの密告により、過激派の人間が捕まってしまう。少佐と不倫をしていたロージーに疑いの目が向けられ…。
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[ 2009/03/02 16:50 ] 洋画 1970~79年 | TB(0) | CM(0)