2008.07.30 (Wed)
1965年 モリツリ/南太平洋爆破作戦 "Morituri"
★★★★☆監督:ベルンハルト ヴィッキ
出演:マーロン ブランド、ユル ブリンナー、ジャネット マーゴリン、マーティン ベンラス、ハンス クリスチャン ブレック、ウォーリー コックス、マックス ハウフラー、レイナー ペンカート、ウィリアム レッドフィールド、トレヴァー ハワード
感想:
大味な戦争映画を予想していたが、また違った形で戦争の悲痛さを訴えている映画でした。ブランド、ブリンナーの共演が目玉にはなるが終盤以降はジャネットマーゴリン演じるユダヤ人の女性の印象が強く残り、悲しくて悔しくて辛いバックグランドをもつ彼女のひとつのひとつの表情が強烈な後味を残す。ユダヤ人であるがゆえに受けた屈辱を味方であるはずの仲間からも戦乱の狂気を理由にしていいものか、彼女にさらにのしかかってくる。マーゴリンのラストは苦痛のなにものでもなく、まったく救われない。
国、人種関係なく、登場人物ひとりひとりの心に大きな穴か空いていた。戦争が虚しいものであることはだれもがわかっていることだが、全編通してその想いが伝わる映画でした。マーゴリンにばかり言及したが、ブランド、ブリンナーのおかれた状況もまた深い根っこをもっていた。もう一度見るとまた違ったメッセージに気付かされそう。
物語:
横浜から占領地フランスへ物質輸送を行うドイツ船インゴ号。イギリスはこの船を強奪するため反ナチのドイツ人クレイン(ブランド)をスパイとしてもぐらせ、インゴ号の緊急時の爆破装置を解除する使命を与えた。
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2008.05.25 (Sun)
1965年 グレートレース "The Great Race"
★★★★監督:ブレイク エドワーズ
出演:ナタリー ウッド、トニー カーティス、ジャック レモン、ピーター フォーク、ドロシー プロヴァイン、キーナン ウィン、アーサー オコンネル、ヴィヴィアン ヴァンス、ラリー ストーチ、ロス マーティン、ジョージ マクレディ、マーヴィン カプラン、ハル スミス、デンヴァー パイル
感想:
リアル版ルーニー・テューンズみたい(笑
くだらない笑いの連発にジャックレモンの手腕が冴えわたり、無理してる感じがまた可笑しいナタリーウッドの体当たり演技に、一人クールに決めてるトニーカーティスもまた変だ。脇を固める俳優陣も最高でレモンと刑事コロンボで有名なピーターフォークとのコンビネーションも最高!
ドリフでも見ているような160分。見る前はちと長そうだなと思ったけど、こんなくだらない愛すべき映画は久々!楽しかった〜
物語:
パフォーマーとして有名なレスリー(カーティス)は新しい車の性能を世界に広めようとニューヨークからパリまでの耐久レースを決行する。そのレースにはレスリーに過剰なライバル心を燃やすフェイト教授(レモン)も参加し、テンヤワンヤのレースはある王国の権力争いにも巻き込まれる。
2008.03.03 (Mon)
1966年 エル ドラド "El Dorado"
★★★★☆監督:ハワード ホークス
出演:ジョン ウェイン、ロバート ミッチャム、ジェームズ カーン、シャーリン ホルト、ミシェル ケーリー、アーサー ハニカット、ポール フィックス、R G.アームストロング、エドワード アズナー、クリストファー ジョージ、ロバート ドナー、ジョン ガブリエル、ジム デイヴィス、マリーナ ガーネ、ロバート ロスウェル
感想:
西部劇にありがちな対立を描いた作品ではあるが、ジョンウェインとロバートミッチャムのコンビネーションが楽しく、特にミッチャムのコメディアンっぷりが最高でその存在感とのギャップが面白い!全編に渡ってコメディ要素が強く、緊迫した場面での緊張感が薄れるのがマイナスではあるが、そんなのどうでもよくなる懐の大きさが映画全体から感じ取ることができる。
物語:
ジェイソン牧場とマクドナルド牧場の水権利の争いが続くエルドラド。ジェイソン牧場に助太刀するために戻ってきたコール(ウェイン)は、旧友のJ.P(ミッチャム)が保安官となっていたため、助太刀を断った。そのままエルドラドを去ったが、腕利きのガンマンがジェイソン牧場に雇われたことを知り、J.Pの身を案じたコールは再びエルドラドへ…。
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2008.01.06 (Sun)
1968年 スター! "Star!"
★★★★監督:ロバート ワイズ
出演:ジュリー アンドリュース、リチャード クレンナ、マイケル クレイグ、ダニエル マッセイ、ノエル カワード、アンナ リー、ベリル リード
感想:
興行的に結果は残せなかった超大作だけれども楽しい。1968年よりもう少し前に発表されていたらヒットしてたのかも?というもの「サウンドオブミュージック」、「ウエストサイド物語」をとった同じ監督とは思えないほど、撮り方が悪く言うと旧式に戻っているのが気になりました。
1920年代あたりから大スターとなったガートルードローレンスの伝記もので3時間という時間の長さをあまり感じなかった。特に後半はあっという間に過ぎて、終わり方もあっさりしててよかった。もうちょっと見たかったなあと感じたくらい。大スターになるかわりにローレンスが犠牲にしてきたものへの罪悪感だったり、スターゆえの孤独もしっかり描かれていて、ちょっとジュリーアンドリュースは自分の個性を前面に出しすぎた感もあるけど、よく演じきってたと思います。最初の田舎臭い女からスターになるにつれての容姿に説得力があった。後半はスターのオーラもあったし、なによりもアンドリュースにあまり感じたことのない艶美さがあった。
脇を固める助演陣も楽しい。ローレンスの生涯にわたっての親友役を演じたダニエルマッセイが、フランス訛り?なのか独特の喋り方で役がらを掴んでいて、アンドリュースとの息もぴったり!
ミュージカルシーンは「ウエストサイド物語」、「サウンドオブミュージック」と違い、40,50年代のミュージカル映画に近い感じがするので、そこが苦手だととことんこの映画駄目かもしれません(ローレンスの代表ナンバーですから当然舞台のようなミュージカルシーンにはなってしまうのですが)。ドラマ要素よりもコミカルな部分が多いので、ワイズ監督の手堅い演出もあって筆者は楽しみました。ガートルードローレンスと言えば「王様と私」の初代アンナでありユルブリンナーをスターにした立役者であることくらいしか知らないので、ローレンスに代表されるミュージカルナンバーを知っていればもっと楽しめたかもしれません。
物語:
貧しい少女時代だったが、負けん気の強い性格でどんどんと舞台女優として成功していったガートルードローレンス(アンドリュース)。生涯の友人のノエルコワード(マッセイ)はいたものの仕事をしていないと耐え難い孤独に悩まされる。昔、身ごもった一人娘への罪悪感もあったが、仕事を選んだ人生に後悔はなく、今、自らの自伝映画を作る。
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2008.01.03 (Thu)
1963年 パリで一緒に "Paris - When It Sizzles"
★★★★監督:リチャード クワイン
出演:ウィリアム ホールデン、オードリー ヘプバーン、トニー カーティス、ノエル カワード、マレーネ ディートリッヒ
感想:
★4つは多すぎるかもしれないんですけど、こういう気楽に見れる映画ってシリアスなものに比べて回数見てしまうせいか、徐々に好きになっていく場合があります。リチャードクワイン監督は遊び心をもった監督で、たぶん…というか絶対にオスカー取るぞ!!なんざ〜一切思っていなくて、楽しい映画を作ろう!という印象が良いです。
今回はある脚本を作り上げるのに、脚本家のホールデンとタイピストのオードリーが空想を交えながらひとつの作品を作り上げ、気づくとお互いに好きになっているというなかなか面白いラブコメディ。ハイライトはなんといってもディートリッヒのカメオ出演!ほんの数分ですよ(汗 しかも、当時63歳とは思えない美貌!思いっきり人工ですよ。
脚本家がこの映画のように作品を書きあげていくとは思わないが、インパクトのあるファーストシーンをいくつも思い描いたりする最初のカット割りだったり、中だるみが正直あるが、細かく見るとちょこちょこ遊び心があって楽しい作品。筆者もそうだが、第一印象はあんまりよくないが何度か見ると徐々に味わいが出てくる作品です。あとオードリーの着こなしが素晴らしい!ここも大きい。
物語:
遊び人でもある売れっ子脚本家のもとにタイピストとしてやってきた女性。脚本が出来上がるにつれ、なぜか二人も愛しあうように…。
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