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2008.01.13 (Sun)

2006年 アポカリプト "Apocalypto"

★★:完全に事実を描こうとは思えないポスター。


監督:メル ギブソン


出演:ルディ ヤングブラッド、ダリア エルナンデス、ジョナサン ブリューワー、ラオール トゥルヒロ、モリス バード、ヘラルド タラセナ、ルドルフォ パラシオス、フェルナンド エルナンデス


感想:
無理。

雰囲気はしっかりと"それらしく"魅せている。が、叙事詩的に見せようが、自然の壮大さ、生身の人間世界の厳しさを追求しようがすべてが嘘臭い。もっとも真実なんて追及できない時代だからこそその時代の文化"らしさ"を楽しめればいいのだけれど…。(エンターテイメント性のある中盤以降の流れが救い)

何年も先に映画史に名前を残したいがための作品作りが最近続いている気がする。「ブレイブハート」ですら駄作と思う筆者には楽しめない。

わかっていながら見た自分が悪いんだけど…。

で、こっから良かったところは、生身というか役者の選び方が絶妙だった!みんなエネルギッシュに動き回る!

これ見て何を思えってんだ…何のために作ったんだろうか?


物語:
マヤ文明の時代。文明の中心からは離れた村が次々と襲われる。ある狩猟族のジャガー(ヤングブラッド)の村もまた襲われ生贄としてとらえられたが…。

テーマ : 映画★★★★★レビュー - ジャンル : 映画

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Comment

●一緒くた

この前、カンクンでマヤ文明の遺跡を見たんですが、ツアーのガイド(先住民系の人。おそらくハーフかクォーター)が、
「僕は映画は映画だし、と思って見るから大して気にもならないんだけど・・・・・・」(←多分エンターテイメントとして成立していれば歴史的にどうとか考証学的にどうとかあまり気にしないという意味だと思われる)と前置きした上で、この映画の名前を出し、
「僕の友達の評判はことごとくすこぶる悪いです」
と言っていました。
マヤ文明の人たちは基本的には戦いと好まなかったとか。(アステカ文明の人たちは戦いを好んだそうです。)
「評判が悪い」のは別に先住民系の人たちの間だから、というわけではないそうで、なんにしろ自分の国のことをろくに調べもせずに、都合よく一緒くたにされて不愉快、ということらしいです。
(米国の隣国であるせいか、メキシコ人には愛国心の強い人が多くて、そういう人は「(米国に比べて)自分たちのここが優れている」と主張します。)(その分、先住民文化を含めメキシコ独自の文化を大事にしている人も多いのかも、という気はします。)(もちろん今でも生粋の先住民が多く住むユカタン半島という地域柄、という点も無視できませんが。)
liyehuku |  2008.01.16(水) 12:56 |  URL |  【コメント編集】

●利用?

監督はマヤ文明を深く"追究"したのかもしれないんですけど、どうにもこの映画は舞台設定として都合がいいから"利用"したように感じました。技術的に優れている部分が"美化"のようにも感じられて、見ている間は違和感を感じずには入られませんでした。

>エンターテイメントとして成立していれば歴史的にどうとか考証学的にどうとかあまり気にしない

わたくし、この方に賛成です(笑 映画に歴史的なものを追究すると楽しめませんし、それに結局は歴史的なものもほぼ99%が推測の世界(研究を重ねた素晴らしい結果だと思っても)だと思っています。(聖徳太子は実は実在しないだとか…) いかに、楽しむか?なんだと最近感じます。

自分は「サヨナラ(57)」という映画が好きなんですけど、この映画は欠点だらけなんですけど、この時代(戦後12年)のハリウッドが間違っていながら歌舞伎や人形浄瑠璃なんかを盛り込んで日本文化(特に心中の美)を表現している部分に愛情のようなものを感じて好きです。「ティファニーで朝食を(61)」とか"おいおい!"って映画のほうが多いのも事実ですけど(笑
Lemmon |  2008.01.25(金) 23:19 |  URL |  【コメント編集】

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